小学生になるというのは子育ての大きな目標点の一つだ。
ランドセルを背負って一人で学校に行き、一人で帰ってくるなんて素晴らしい。
給食もあるし、学校で勉強をしてだんだん賢そうになって来る。
親はまだまだ夢を見ていられる年代だ。
少し子育ても疲れた。

一段落したのでのんびり見守って行こうと思っていた。
ところがだんだん「私立中進学」「進学塾」と周りが騒がしくなってくる。
ええもう受験準備か・・・もうちょっと後でもいいかなと、ぐずぐずしているとクラスの半分以上は塾通い。
塾で先々まで学んで来るので塾組は学校の勉強はかったるくてと一休み状態。
クラスが二分割されてしまうという弊害がある。
先生も割り切って塾通いの子は授業中に本を読むことを容認している先生もいた。

なぜそれを知ったかというと授業参観の時に数人の生徒が堂々と「歴史書」や「文学書」などを黙読しているのだ。
先生は注意することもなく、親達が「何なの?」とざわめいた。

確かに異様な光景だった。
だって黙読していた一見出来の悪い不良児童達は先生の質問に直ぐに手を上げて答えて正解なのだ。
そして一見真面目で優等生に見える児童達(我が子も含めて)はぼんやりしているのだ。
先生は正直な方だったので、授業参観だからと取り繕う訳でもなく、普段の姿をそのまま見せてくださったのだ。
その後の懇談会は紛糾した。