育児休業は、長年課題になっている仕事と育児の両立支援を進めるために設けられた制度です。以前は育児休業期間は1年と定められていましたが、2005年4月より、特別な事情があれば、最大1年6カ月まで延長できるようになりました。では、特別な事情とは何でしょう?その1つが、子どもを保育所に入所させることを希望しているのに、定員オーバーなどで入所できない場合です。保育所は4月入所がほとんどで、途中入所は非常に厳しいという現実があります。子どもの生まれる月によっては、親の休業期間が終了する時期に保育所に空きがないことも多いものです。こうした背景が、育児休業期間の延長につながりました。また、子どもを1歳以降に養育する予定だった配偶者が、死亡、負傷、疾病等の事情により、子どもの養育が困難になった場合も、期間延長が認められます。こうした特例措置は、育児休業中の人が継続して続けることも、子どもが1歳になるまで育児休業をしていた人ではなく、その配偶者が子どもの1歳の誕生日から休業することも可能です。特別な理由があって、最長半年間、育児休業を延長した期間も、育児休業基本給付金を受け取ることができます。また、2010年の育児休業法改正により、父親と母親両方が育児休暇をとる場合、通常満1歳までのところを満1歳2カ月に延長できる「パパ・ママ育休プラス」という制度もできました。こうした法律を活用し、納得のいく育児休業期間を過ごしてみてはいかがでしょうか?